前回のエントリーをお読みになって、なんとなく『発音/アクセント(強勢)ができるようになればリズムよく読むことができる』ということがおわかりいただけたかと思います。
大きな赤文字 で書いたのが アクセント(強勢)で、その 強勢でリズムを刻む、というイメージ です。『強勢拍リズム』と言われる所以です。
今回は "Thank you for using the Seibu Line." のように、ズン[強] チャ[弱] を分けることができるようになることを目標にします。
【STEP 1】大きな赤文字にならない強勢(のブロック)を知る
英語の単語には 必ず 1つ の 強勢 があります(基本ルール 1)が、機能語 と呼ばれる単語の強勢(のブロック)は大きな赤文字になりません。機能語 には以下のものがあります:
・冠詞:a, an, the
・人称代名詞:I, my, me, mine, myself など
・関係代名詞:whicn, who, thant など
・be 動詞:am, is, are, was, were
・助動詞:can, may, must など
・接続詞:and, but, while, if など
・前置詞:at, on, for など
意味内容が少なく、文法関係を示す単語になります(短い単語が多いです;機能語に対し、意味内容を持つ単語を内容語といいます)。『○○詞』という言葉に拒絶反応を示す方がいらっしゃるのは重々承知しておりますが、ここは我慢してください…。
"Thank you for using the Seibu Line." で言えば、you(人称代名詞)、for(前置詞)、the(冠詞)の強勢が 大きな赤文字になっていないのがおわかりかと思います。
【STEP 2】例外を知る
・否定を表す語句がくっついている機能語の強勢は大きな赤文字になる(can't など)
・長い機能語の強勢(のブロック)は大きな赤文字になる(前置詞 underneath など)
・短い内容語の強勢は大きな赤文字にならない(副詞 so、形容詞 each など)
【STEP 3】小さな緑文字になるものを知る
・機能語(you, for, the)
・内容語の強勢のないブロック(using の ing, Seibu の bu)
・長い機能語の強勢のないブロック(underneath の un と der)
もちろん、短い機能語であっても大きな赤文字になるという例外的な場合もあります。しかし、いつものように「だいたいがうまくならいいんじゃね?」というのが自分の基本スタンスです。