大学受験のときにガッツリ英語を勉強してきて、『読み書きはできるんだけど発音が苦手で…』というお父さん・お母さん世代(?)はこれまでのエントリーを読んで、「もしかして今からでもどうにかなるんじゃないか?」と思ったことでしょう。
しかし、現役の中高生は「4技能試験で必要になるくらいで、実際にはそれほど必要じゃない」と思っているかもしれません。過去のエントリーで書きましたが、発音ができるようになればリーディングができるようになります。それならちょっとやってみたくなりませんか?
ある生徒に次のように言われたことがあります:
「最近よく『発音ができれば 4技能が全部できる!』みたいなのを見かけますけど、結局なんでできるようになるのか書いてないのが多いですよね」
はい、おっしゃる通りです。書いていない理由は大きく分けて 2つでしょうか:
① 発音指導をしたら生徒の 4技能力がアップしたが、なぜアップしたのか不明なので書けない
② 書いたら他人にパクられるので書かない
ほとんどは ② でしょうか。まだ開業していない PAM English Academy としても正直パクられたくないです。しかし、開業したとしても距離的に PAM English Academy には通えない、という方もいらっしゃると思いますので、書くことにしました。
パクられた 参考にされたとしても、それによって日本の人たちのみならず世界の人たち(!)の英語がよくなるのであれば、これほどうれしいことはありません(ウソ)。参考にされた場合はその旨ご連絡いただけると助かります。ご意見・ご感想もいただけるとありがたいです。
なお、『発音ができるようになればリーディングができるようになる』というのはもちろん『発音だけやればリーディングができるようになる』という意味では決してありません。また、自分もリーディング以外の 3技能もできるようになると考えていますが、中高生にとって最大の関心事項であろうリーディングに集中して述べる、という意味です。
PAM English Academy の考える『発音ができるようになればリーディングができるようになる』ためのプロセスは以下の通りです:
(0) 発音/アクセント(強勢)ができるようになれば『単語のつづりがおぼえられる』
↓
(1) 発音/アクセント(強勢)ができるようになれば『リズムよく読むことができる』
↓
(2) リズムよく読むことができるようになれば『情報の流れをつかむことができる』
↓
(3) 情報の流れをつかむことができるようになれば『文章全体を理解することができる(= リーディングができるようになる)』